35歳定年説に惑わされないで!
プログラマについて調べてみると35歳定年説というのを見ることがあります。そのためプログラマに興味はあっても、自分の年齢を踏まえて諦めてしまう人もいるでしょう。では実際にプログラマは35歳までしかできない職業なのでしょうか。ましてやその35歳を超えてから目指すのは不可能なのでしょうか。
まず結果から言うと、35歳以上からプログラマを目指しても決して遅くありません。実際、35歳どころか50歳を超えてバリバリプログラミングしているプログラマーを現場で見掛けることも少なくありません。
IT業界の先進国であるアメリカやシンガポールでは、就職や転職の際に年齢による制限を設けず、持っているスキルの高さのみを判断基準としている文化があります。IT業界はそうした海外の文化が根付いており、日本でも他の業界に比べて年齢に対して柔軟な対応をしてくれる企業が多く存在します。
また、IT技術の進歩のスピードは非常に早いため、例えベテランであろうとも常に新しい言語やフレームワークなどを学び続ける必要があります。新しい技術に関しては、経験豊富なエンジニアも新参エンジニアもスタートラインは変わらないのです。つまり、学び続ける意志さえあれば年齢に関係なく始められるのがプログラマと言えるでしょう。
しかしプログラマといっても分野によって必要なスキルが変わってきます。どのスキルを学べばいいのか迷ったときは、求人情報を見ることがおすすめです。求人情報をいくつか見ていくと、Web系ではPHPの募集が多かったり、金融系ではほぼJavaの求人だったりなど、市場でどう言ったプログラミング言語やスキルが求められているかがわかります。これらを参考に自分が身に着けるべきスキルの方向性を決めるのが良いでしょう。